ストレートパーマで髪を傷めない方法

ストレートパーマで傷みやすい箇所とは？

ストレートパーマで傷みやすい箇所は、髪の毛の先端部分です。なぜ先端部分が傷みやすいのかと言いますと、それは古い髪の毛だからです。

髪の毛は毛根で連続的につくられて伸びていきます。そのため、髪の毛の根本は新しい髪ですので、当然ながらキューティクルが保たれていて、傷んでいません。

髪の毛は1か月に1cmほど伸びますが、30cmほどの長さになってくると、おおよそ3年ほど経過していると言えます。その間に、次のようなもので髪の毛は次第にダメージを負っていきます。

• 洗髪
• ドライヤーの熱
• 紫外線
• カラーリング
• パーマ
• ほこり
• コテ、ストレートアイロン　　etc.

毛先ほど、こういったものでダメージを負って、根本よりも傷んでしまいます。

新人美容師のストレートパーマが髪の毛を傷める理由

新人美容師のストレートパーマが、なぜ髪の毛を傷めてしまうのでしょうか。その理由は、新人さんほど毛先までしっかりストレートパーマをかけてしまうからです。

傷んだ毛先までしっかりストレートパーマをかけてしまうと、ストレートパーマをかけたばかりのときは良いのですが、次第に縮れ毛になって、毛先だけゴワゴワしてきます。

熟練の美容師は、髪の毛のどこが硬いか、ウェーブが伸びにくいのかを知っているので、その部分を重点的に何回も行いますが、新人さんは教わった通りに行ってしまいます。

フェイスラインに近い髪の毛（前髪、横の髪の毛）は細いし、普段からアイロンやドライヤーをかけられることが多いので、傷んでいることがよくあります。熟練の美容師なら、その傷み具合を見極めてストレートパーマを行うのですが、新人美容師はパーマ液を付けすぎたり、アイロンを当てすぎたりすることで、余計に傷んでしまいます。

パーマをかけた直後は良いのですが、自分でシャンプーやブローしたりすると、縮れ毛になりすぎて、髪の毛が切れてしまったりします。

熱処理を何度も行なった方が良い場所と、あまり行ってはいけない場所の見極めが、ストレートパーマに慣れていない美容師には難しいものです。

髪質による髪の毛の傷め方の違い

ツヤ出しのアイロンにも髪の毛を傷める原因に

ストレートパーマが終わった後、髪の毛にアイロンをしてツヤを出すようにすることがよくあります。もちろん、アイロンは髪の毛を傷める原因になります。

アイロンで出すツヤは、実はツヤと言うよりもテカリです。

いわゆる天使の輪といった、本当にきれいなツヤは、髪の毛の保湿力と油分のバランスで出てくるものです。

生卵がゆで卵になったら、白色から透明に戻すことができないように、アイロンの熱で髪の毛が変質してしまったら、髪の毛も元の髪の毛に戻りません。

やはり、きれいな髪の毛にするためには、保湿力と油分のバランスを整えることが大切です。

当店での髪質改善ストレートパーマ

髪の毛の柔らかい部分がストレートパーマなどで縮れ毛になり、当店に髪質改善されに来られる方が多いです。

当店の髪質改善には、髪質改善パーマLISSE（リス）と髪質改善トリートメントFORME（フォルム）がございます。また、なるべく髪の毛を傷めないようにストレートパーマを行うプレミアムスパ＆艶 縮毛矯正（ストレート）をご用意しています。

LISSEやFORMEは、髪質やダメージの度合いなどに応じて18種類のヘア美容液を調合して、お客様に合った髪質改善を行います。

プレミアムスパ＆艶 縮毛矯正（ストレート）は、イオントリートメントや天然素材のプレミアムオイルで髪の毛を整え、ベテラン美容師が縮毛矯正を施術します。

髪の毛があまりにも傷んでしまっているお客様の場合は、髪質改善トリートメントFORME（フォルム）を、2～3回していただいています。その間は、髪の毛に保湿成分やタンパク質などの栄養を与えるだけをします。その間は髪質が改善されるまで傷んでゴワゴワする髪に耐えていただく場合もあります。3回目には、髪質が改善されて、くしがスーッと通るようになってきます。そうしたら、髪質改善パーマLISSEでのストレートパーマを行います。

今まで髪の毛を傷めるようにストレートパーマをしていた人であっても、当店の髪質改善パーマLISSEで髪質改善をしてからは、ストレートパーマで髪の毛が傷まなくなる方がほとんどです。

髪の毛も地肌も軽くなって、ドライヤーをかけたときにも、髪の毛がまとまりやすく、スタイリングが決まりやすくなります。

髪質改善をしてからカラーリングもするので、色がきれいに染まるというメリットもあります。